Guten Tag!ミジーです。
「言わぬが花」
「一言千金」
「言葉の綾」
みなさんも一度は聞いたことがある
日本語のことわざですよね!
なんか伝えたいけど、うまく言えなくて
ことわざを使って表現するなんてことも。
それくらい、
ことわざってすごく便利で
短い言葉の中に意味や想いがこもった表現の一つだと思います!
実はドイツ語にも沢山のことわざが
存在していて、
特に有名なドイツ語のことわざは
「Alle guten Dinge sind drei」(すべての良いことは三つである)
物事が最良の形で完結するのは通常三回目である
または三つのものが最も完璧だとする考え方を表しています。
ということで今回は、
ドイツ語のことわざを紹介するとともに
ドイツ人の考える内容と文法を解説していこうと思います♪
ことわざの役割
ことわざは、特定の地域や文化に根ざしながらも
他の地域に伝播していくことも多く、
異文化交流の一環としても広まりました!
どの文化でも共通して、
ことわざは「知恵」や「人生の教訓」を短い言葉で表現していて
世代を超えて伝承する役割を果たしてきたと言われています。
ことわざは一つの文化として
世界中で存在しているんですね!
「ドイツ語ことわざ」から学ぶ教訓と文法ポイント
1. “Aller Anfang ist schwer.” –「最初は難しいものだ」
- 意味: 新しい物事の始まりはいつも困難であることを示すことわざ。
- 文法ポイント:
- 「Aller」は「alles(すべての)」の形容詞変化で、「始まり」を指す「Anfang(男性名詞)」を修飾しています。
- 「schwer」は「重い」「困難な」という意味の形容詞で、「ist」と共に「~である」といった状態を表現します。
- 単語解説:
- Anfang: 「始まり」「開始」。
- schwer: 「重い」「困難な」。この単語は物理的な重さや抽象的な困難さを表すため、ドイツ語の重要な形容詞です。
2. “Geduld bringt Rosen.” –「忍耐はバラをもたらす」
- 意味: 忍耐することで報われることを示すことわざ。
- 文法ポイント:
- 「bringen」は「持ってくる」という意味の動詞で、「Geduld(忍耐)」が主語、「Rosen(バラ)」が目的語になり、忍耐が報酬をもたらすという構造を表現しています。
- 単語解説:
- Geduld: 「忍耐」。
- bringen: 基本的な動詞で「もたらす」や「持ってくる」という意味があります。
- Rosen: 「バラ」の複数形で、何か美しいものや報酬を象徴します。
3. “Man lernt nie aus.” –「学びに終わりはない」
- 意味: 学び続けることの大切さを表すことわざ。
- 文法ポイント:
- 「lernt」は「lernen(学ぶ)」の三人称単数形で、ここでは一般人を意味する「man(誰でも)」が主語です。
- 「nie」は否定副詞で「決して…ない」という意味。「auslernen」という動詞が「学び終える」という意味で、否定詞を加えて「学びが終わらない」となります。
- 単語解説:
- Man: 人を特定しない一般的な「人」「誰でも」の意味で、日常会話でも使われる主語。
- lernen: 学ぶ、習得する。ドイツ語学習の際に必ず覚える動詞です。
- auslernen: 「完全に学び終える」。これに否定を付けることで「学びに終わりがない」という意味になります。
4. “Ohne Fleiß kein Preis.” –「努力なくして成果なし」
- 意味: 成果を得るには努力が必要であることを表します。
- 文法ポイント:
- このことわざでは「Ohne(~なしで)」が前置詞として使われ、努力(Fleiß)なしでは賞(Preis)が得られないことを表現しています。
- 単語解説:
- Ohne: 「~なしで」。
- Fleiß: 努力、勤勉。重要な名詞の一つで、ドイツ語では仕事や学業に対する「勤勉さ」を強調する際に用いられます。
- Preis: 賞、価値、報酬。努力の結果や成功に対する報酬を象徴します。
5. “Gesundheit ist das höchste Gut.” –「健康は最も貴重な財産だ」
- 意味: 健康が人生で最も重要であることを示すことわざ。
- 文法ポイント:
- 「ist」は動詞「sein(~である)」の三人称単数形で、「Gesundheit(健康)」が主語、「das höchste Gut(最高の財産)」が補語です。
- 「höchste」は「hoch(高い)」の最上級形で、「Gut(財産)」を修飾しています。
- 単語解説:
- Gesundheit: 健康。
- höchste: 「最高の」、最上級形。
- Gut: 財産、良いもの、富。抽象的な価値や物質的な価値を指す単語。
ドイツのことわざと彼らの哲学の共通点とは
1. 実践的な知恵と努力
ドイツのことわざには、実生活で役立つ実践的な教訓が多く、自己改善や成長を目指す姿勢が見られます。例えば、「Übung macht den Meister(練習は師を作る)」ということわざは、努力と練習を通じて技術や知識が向上することを教えています。この考え方は、ゲーテのようなドイツの哲学者が説いた「自己改善」の重要性に通じます。ゲーテは、自己の限界を認識し、それを乗り越えるために努力を続けることを説いており、ドイツの哲学全体においても自己成長と努力の価値が強調されています。
2. 自己認識と自由
ドイツの哲学は、自己認識や個人の自由を大切にし、これを日常生活にも反映させることを重要視しています。ニーチェの「超人」の概念などがその例です。この自己の認識と自由を大切にする考え方は、ドイツのことわざにも現れています。例えば、「Jeder ist seines Glückes Schmied(人は自分の幸せの鍛冶屋)」は、自己の運命をコントロールする力を持つことを教えており、ニーチェの自己決定や自由の哲学に近い考え方を示しています。
ことわざ好きなドイツの偉人
1. ゲーテ (Johann Wolfgang von Goethe)
ゲーテは、ドイツ文学の父とも称される大文豪であり、彼の作品には多くのことわざや格言が散りばめられています。彼の名言やことわざは、特に人間の感情や道徳に関する深い洞察を与え、ドイツ文化の中で広く引用されています。ゲーテは言葉の力を重視し、ことわざが持つ普遍的な知恵を生涯を通じて使いこなしました。たとえば、「何事もまず自分から始めよ(Was du erben willst, das erwirb)」ということわざは、自己責任と努力を説いた言葉です。
2. ニーチェ (Friedrich Nietzsche)
哲学者フリードリヒ・ニーチェは、道徳や人生についての鋭い洞察を示し、ドイツ語圏のことわざや格言にも多大な影響を与えました。彼の言葉や考えは、しばしばことわざとして引用され、現代においても広く理解されています。「自己を超越することが人間の最高の使命だ」という思想は、ニーチェの言葉に反映され、彼の書いたものには多くの格言やことわざが登場します。
3. ディートリヒ・ボンヘッファー (Dietrich Bonhoeffer)
宗教家であり神学者でもあるボンヘッファーは、第二次世界大戦中のナチスに対する抵抗運動でも知られ、彼の哲学や言葉は多くの人々に影響を与えました。彼は聖書的な教えや道徳的な格言を大切にし、その言葉や考え方を用いて人々に深い教訓を与えました。ボンヘッファーの名言「生きることが神の命令である」という言葉は、人生に対する深い理解を反映しており、彼の思想に基づく教訓は現代にも生き続けています。
4. リヒャルト・ワーグナー (Richard Wagner)
ワーグナーは、ドイツの作曲家として有名で、特にオペラの分野での革新をもたらした人物です。彼の作品は非常に深遠で、神話や哲学的なテーマを探求するものであり、彼の音楽や言葉には多くの教訓やことわざ的な要素が含まれています。ワーグナー自身が考案した「音楽によるドラマの革新」という理念や、音楽を通じて人生や人間性を描くという哲学は、彼のオペラや交響曲に深く反映されています。特に、彼が作曲した「ニーベルングの指輪」に登場する登場人物たちが発する言葉やその行動は、数多くの道徳的な教訓やことわざの影響を受けています。
ドイツのことわざと哲学は、
実用的で現実的な視点を重視していて
自己認識や努力、秩序、責任、自由
といった重要な価値を強調していますね!
これらの価値観は、
個人と社会が共に成長し調和を保ちながら
生きるための指針となり、
現代でも日常生活や人間関係においても活かされている。
ドイツ語の使い方にもその影響があって、
物事を効率的かつ明確に表現することが
大切になってきますね♪
終わりに
ここまでお読みくださり
ありがとうございます♪
ドイツ語習得は
長い目で見ていく必要があります。
ドイツ語を楽しく続けられる工夫を
見つけていきたいですね♪
まずは一歩でも
楽しさを見つけるために行動すること
が大事です!!
「後でやろう」よりも
即行動すると成長が早いですよ!
この記事を読んで思ったことや
行動に移すための決意など、
ぜひアウトプットしてみましょう!
『インプットしたらアウトプット』
はドイツ語学習においても重要な要素です。
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